トラリピとは、トラップリピートイフダンの略称で、マネースクエア社が提供する自動売買システムです。
マネースクエア社が特許を取得しているトラップ機能とリピートイフダン機能を組み合わせた自動売買システムとなっています。
このトラリピを利用する際に、これまたマネースクエア社が特許を持つ決済トレール機能を付け加えることができます。
この決済トレール機能を付けることによって、多くの場面で利益をあげることができるようになります。
ここでは、トラリピの取引で利用できる決済トレール機能について詳しく紹介していきます。

トラリピとは?

冒頭でも紹介した通り、トラリピとはトラップリピートイフダンの略称で、提供元のマネースクエア社が特許を持っているトラップ機能とリピートイフダン機能を組み合わせた自動売買システムです。
まず、トラップ機能に説明します。
トラップ機能とは、一回の注文で特定のレンジ内に買い注文、もしくは売り注文を一定の値幅で散りばめる機能のことをいいます。
また、リピートイフダン機能についてですが、これはイフダン、つまり特定のレートで新規注文が入り、その注文時に設定した値幅で決済注文が入るように、新規注文、決済注文を1セットにして注文する方法を、何度も繰り返すように設定できる機能のことを言います。
例えば、Aというレートで新規買い、そこからBだけ値幅を取ったA+Bで決済注文が入るループイフダンの注文をしたとします。
値動きがAからA+Bになった時に決済注文が入ってノーポジションとなります。通常のイフダンではここで終わりなのですが、リピートイフダンの場合はA+Bになった後、再びAに戻ってきた時に再び同じイフダン注文が通ります。これを無限に続けるのがリピートイフダンです。
トラップ機能とリピートイフダン注文を組み合わせたトラリピでは、一定のレンジ内で均等な値幅間隔でリピートイフダン注文が散りばめられた状態になります。
これによって、レンジ内で推移している時には延々と注文、決済が繰り返されることとなります。
これが、トラリピ・ラボなどのメディアでも注目されている、トラリピなのです。

決済トレール機能とは?

ここまで紹介してきたように、トラリピは設定したレンジ内で新規注文、決済注文を繰り返して利益を得る仕組みになっています。
ただ、レンジを抜けてしまうとこの機能をうまく機能しません。
買いのトラリピ注文を入れていて、レンジを上にブレークした場合は、レンジ上限付近までで全てのポジションが利確されます。
一方、下抜けした場合には、ロスカットしない限り決済注文が入りません。
つまり、買いの新規注文が入るトラリピでは、レンジを上にブレークした時には最小限の利益しか得ることができず、下にブレークした時には、ロスカットをしなければ含み損が大きく膨らんでいってしまうのです。
これを考察すると、なんとか上抜けした時に利益を最大限得たいと誰もが思います。
それに応えたのが決済トレールです。
決済トレールでは、レンジブレーク後、一定間隔で判定ラインが設けられます。
例えばレンジの上限AからBだけ上に抜けたA+Bになって以降に決済トレール機能が役に立ってきます。
これがA+2Bまで上昇した時に当初の利確ポイントAから利確ポイントがA+Bに訂正されます。さらにA+3Bまで上昇したら、利確ポイントがA+2Bに更新されます。
つまりレンジブレーク後にブレークした方向へ一気にチャートが伸びていった時、それを追跡するように利確ポイントも上がってきます。
これによってより高いレートで決済注文が通るようになるのです。

決済トレール機能はどのような場面で役立つか

決済トレールはレンジブレークした時に儲かる機能です。ただの、トラリピではレンジ相場で利益が出るものの、レンジブレーク後に利益が出にくくなります。
しかし決済トレール機能を使用することで、レンジブレーク中にも利益を最大限に伸ばすことができます。

まとめ

システムトレードは一般的にレンジ相場で利益が出やすいもので、逆にレンジブレークした時には利益をなかなかあげることができません。
しかし決済トレール機能を利用することによって、レンジブレーク中も設けることができる可能性があります。
ですからトラリピを使用する際にはかならず決済トレールの注文を入れておくようにしましょう。